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金属系の屋根素材のお話。

金属材の最も良いところは軽いという事。

最も有名だけど最も嫌われてるトタンからご説明しましょう。

トタンは鉄板に亜鉛メッキを施したもので、軽くて安くて加工しやすいのですが、サビに弱く断熱性と遮音性がほぼ見込めません。雨の日なんかは逆に雨音が大きくなるくらいです。

他には銅板というのがあります。これは観光地とかで神社やお寺の普請の際に奉納できるところがあったりするので見たことがある方も多いと思います。大昔から寺社仏閣に使われるくらい軽くて頑丈なのですが、何と言っても値段が高いのが問題です。居住用の家に使うのはちょっと厳しいと思います。

一般的に最近の居住用に使われるのが多いのはガルバリウム鋼板です。

これは亜鉛とアルミとシリコンのメッキ鋼板で、サビにくく耐久性と耐震性に優れ、耐熱性と熱反射性能があります。良い事ばかりっぽいですが、断熱性能が低いので屋根裏に断熱材を入れるなどの対策は必要です。耐久性に優れると言っても25年程度なので、可能であれば20年ごとに塗装メンテナンスが必要です。