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供給過多の弊害

供給過多の弊害

高松市内中心部では新築マンションが大量に建築されていますね。リビング誌や新聞にこれでもかってくらい広告が入ってますが、どれもこれも高いコート紙にカラー印刷でお金かかってるなぁって思いますが、昭和初期の手法でも止められないんだなぁとも思います。

市内中心部で1000戸を超える供給があるようですが、これが何を意味するかと言うと、東京や大阪の大都市圏と違って高松市の高級マンション市場はそれを捌ききれるほど大きくないので、数的に余ってきます。

余ってくるとどうなるか。価格を下げて下の価格帯にぶつけてくるようになります。そうするとその少し下の価格帯の物件が売れにくくなり、結果としてそれを価格を下げてさらに下の価格帯にぶつけに行くようになります。さらに下の価格帯の物件が売れにくくなるので、そこから更に更に下の価格帯に値段を下げていくようになります。

「そんなの新築だから関係ないだろう」という方も居るでしょうが、価格が全体的に下がってくると、中古住宅にちょっと足せば新築が買えるようになる状態になるかもしれません。そうなれば中古住宅の中でも古いものはどんどん売れにくくなっていきます。

その上、コンパクトシティ構想の関係で郊外は更に価格を押し下げる要素があります。

少子化や世帯数の減少も喫緊の問題ですので、中古住宅を売られるのであれば少しでも早い方が有利でしょう。

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