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インスペクションというのは中古の住宅などを買う前に、第三者の住宅診断士をいれて調査させるというものですが、一次診断という目視検査だけでも５万円ちょっとかかるので、実際にやってる人は少ないです。

「売主負担じゃないんですか？」という方も居ますが、売主負担という事は売主が依頼者、要するに診断士にとっては雇い主という事になってしまいます。それで出てきた診断を全く何の疑いもなく受け取れる方は、そもそも診断しなくていいんじゃないかと思います。例えば、万が一売主にとって微妙に不利な点が見つかった時に、雇われてる側が忖度しないと言い切れるでしょうか。微妙なラインなら売主に有意な報告を絶対しないでしょうか。

まぁ、ほぼそういう悪い事はしないと思いますが、本当にどっちともとれる微妙な判定の際に心の中までは見切れないので何とも言えません。

そんなわけで、インスペクションをする際には買主側の負担となるのです。悪い結果が出たときに「最小限の出費で済んだ」と思えば安いものです。