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健康に自信がある人は考え無しなだけ

健康に自信がある人は考え無しなだけ

不動産をお持ちのご高齢の方で「ワシが死んだら好きにしたらええんじゃ」とか言う人が居ます。

こういう人を見ると「何も考えてなくて子供とかに迷惑かける老人だぁ」と思いますね。

そりゃ、相当な現金を子供が持ってたり、絶対に痴呆症になったり寝たきりになったりしない魔法を知ってたりするなら別ですが、そういう人はあまりいないでしょう。

不動産があって、本人が認知症などになると介護などにかかるお金をどうするかって問題が必ず発生します。

「その時は土地とか売ればいいだろう」と言うかもしれませんが、日本の法律では所有者が認知症や寝たきりで意思表示が出来ない場合は簡単に売ることが出来ません。

こういうと「成年後見制度で家族が後見人になれば大丈夫」とか言い出す人も居ますが、後見人は裁判所が決めるので子供とかが立候補すれば自動でなれるものではありません。しかも「この土地に関してだけ」とかいった小分けは出来ないのです。更に手続きだってすぐにできるものではありません。

家族信託とかしておけば別なんですが、ご自身の健康と寿命に無根拠な自信をお持ちの方はそんな保険を打っておいたりはしませんから、結果としてある日を境に急に言動とかが支離滅裂になったりして子供や孫に迷惑をかけることになります。

まぁ、お子さんが嫌いで困ればいいとか思ってる人は別ですが、そうではない方はきちんと終活の一環として不動産の処分はしておきましょう。

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