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相続土地国庫帰属制度

相続土地国庫帰属制度

4月27日より相続土地国庫帰属制度が始まります。

相続した土地が要らない際に国が引き取ってくれる制度なんですが、来年から始まる相続登記義務化とセットみたいなものですね。

これで「やれやれ、これなら国に引き取ってもらえば良いな」なんて気軽に考えているなら甘い。

国はそんなに甘くありません。

国庫に帰属するにあたっては条件があって書類審査と現地調査を経て初めて帰属となります。

まず

建物があるのはダメ

森林もダメ

木が生えてるのもダメ

境界がはっきりしないのもダメ

この条件が一個でも該当するともう審査を通りません。

審査に進んでも審査の際に1筆あたり1万4000円の審査料が要ります。

審査に通っても10年分相当の管理費を払わなければなりません。最低額が20万円で、用途地域があるところなんかだと面積割合で取られるんですがこれが結構高額です。

一般的な分譲地と同じ45坪くらいが150㎡なんですが、これだと68万円くらいかかります。

農地なら安いんじゃないかと思うでしょ?

一反(約300坪)で112万円くらい要ります。

https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00471.html

手放すだけに100万円出すのってすごい損じゃないですか…。世に言う棄て賃って感じですね。

そんな負担を負うくらいなら不動産屋に多少手数料払ってでも売っちゃった方が安上がりな事多いと思います。

 

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