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農地法の改正

農地法の改正

農地法が改正されました。

https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/kaikaku/pdf/kaisei_shousai.pdf

明治時代の内務省と農商務省の縄張り争いもあって出来てる法律ですから、令和の今になって不具合だらけなのは仕方がないんですが、それでも遅々として改正が進まないのは政治の怠慢だと思ってます。

ご存じかもしれませんが、田畑といった農地は農地法に縛られ、売買や利用に大きな制限がかけられています。

その中でも特に大きな制限だったのが「田畑を田畑として買えるのは農家のみ」というものです。更に、農家を始めたいって人は2,000㎡以上の土地と農業器具を用意して、周辺の水利組合という利権団体の許可を得て、農業委員会の審査を受けるという感じの「農家を簡単にはさせないぞ」という底意地の悪い制度なもんですから、農家の成り手は減る一方、農家の負担は増す一方という状態です。

今回の改正で大きなのはその農家を始める際に必要な農地を1㎡からでもOKという下限撤廃です。

なので、今までだったら古家と農地のセットみたいな不動産は売買難易度が不可能なくらい高かったのが、無理でもないのかなってレベルに下がりました。

結局のところ買った後に耕作をする必要はあるし、利権団体の許可が要ったりって点があるので簡単ではないですが、それでも前よりましって感じです。

まだまだ農業振興地域とかのドギツイ縛りがあったりするので、農地が面倒というのは変わりませんが、農地を持ってる人に一筋の光が差したとは言えると思います。

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