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価格交渉のコツ

価格交渉のコツ

不動産を買う際に購入申込を売主にするのですが、これはある意味プロポーズとか結婚の前に相手の両親に「お嬢さんを僕にください」って挨拶しに行くのに似てると思います。

購入申込の際に価格交渉を希望される方は多いのですが、これはプロポーズだと思って考えると、話の持って行き方がおかしいって感じの方が殆どです。

相手の両親に結婚の挨拶に行った際に「お宅の娘さんは不細工で頭悪くて気もきかない貧乏人だけど結婚してあげますよ」なんて言いますか? 言ってもいいんですけど、「じゃあ君に任せよう」なんて言われないでしょうね。不動産なら「この土地は立地も悪いし形もちょっと歪だしあんまり人気のない地域だけど買ってあげますから値段下げてくださいよ」というようなものですが、これを回りくどく言っても内容が同じなら効果も同じです。

それよりは「お嬢さんは気立ても良くて聡明で美人で、馬鹿で無能な僕にはもったいない人なんですが、すごく大事にしますので結婚させてください」って言った方が角も立たず、「まぁそこまで言うなら」となる確率が高いでしょう。不動産も同じで「この地域にどうしても住みたくて、ちょっと高望みだとは思うんですがどうしても欲しいんです。少しだけ価格を下げてもらったら買えるので、なんとかお願いします」と言った方が、気持ちよく価格交渉に応じてもらえます。

価格交渉をするミソはこれなんですが、欠点を指摘して値下げを要求するのは基本的に下策です。後に遺恨を残しやすいですしね。

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