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隣の芝生を刈れるのか

隣の芝生を刈れるのか

隣の家から庭木の枝が伸びてきてこちらの敷地に入ってきてる場合、2023年4月までは「切ってください」と隣にお願いするしか方法がありませんでした。

この法律が出来たころはまだ土地神話があって「土地を放置する」なんて人がほぼほぼ居なかったんでしょうね。翻って現代では隣の家が空き家になって長いなんてところも珍しいわけではありません。

空家になってるといっても「高齢のため何年も施設に入ってる」とか「相続人が県外で来たことが無い」とか「夜逃げして生きてるか死んでるかもわかんない」なんてのまでいろいろな理由があります。

どれも調査は非常に難しく、調べてみても所有者にたどり着ける可能性は低かったりします。

そういうわけで、以前の法律だと隣の家から枝が越境して入ってきてても対抗策が無かったんですが、これが今は変わってます。

なんといってもある程度の手順を踏めば自力で切ることが出来るようになったのです。

条件としては

1,所有者に枝を切除するよう催告したにもかかわらず、相当の期間内に切除しない
2,所有者の所在を知ることができない
3,火急の事情がある

の3要件がありますが、実質3番目を盾にすれば簡単に切ることが出来るって寸法です。

 

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