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空家を放置したら…①

空家を放置したら…①

相続とかで貰ったりした空家を放置するとどうなるのでしょうか。

一昔前までは特に問題視されることもあまりなく、相続登記をせずに放置しておいて「死亡して逃げ切る」ということが出来ました。まぁそんな奴が多いので、国は相続登記を義務化して逃げ切りを許さない方針に舵を切りました。

その大きな一歩目となるのが2014年に出来た「空家等対策の推進に関する特別措置法」です。国として将来的に激増する空家を市場に流して経済的流動性の中で生かそうとする法律です。

この中で「特定空家等」に指定されると、市町村行政から「指導」「助言」されるようになります。

指定される要件は

・倒壊等、著しく保安上危険となるおそれのある状態

・著しく衛生上有害となるおそれのある状態(ごみ等による異臭の発生等)

・著しく景観を損なっている状態

・その他、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態(庭木等の越境、動物の排泄物等)

の4点です。

この「指導」「助言」の段階はまだ法的拘束力はなく、警告的な段階です。

これを放置すると「指導」「助言」が「勧告」「命令」にクラスアップします。

因みに「命令」は無視すると50万円の科料となります。科料って聞いても「交通違反の罰金みたいなもんだろ」と思う方が居るかもしれませんが、科料は前科がつきます。前科者になるってことですね。

したがって空き家は放置が過ぎると犯罪者になるって事です。

 

 

 

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