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農地の売り難さ

農地の売り難さ

相続などで田んぼや畑を相続しても、農業なんかやったことないとかで手放したいと思う方もいらっしゃるでしょう。

田んぼや畑は普通の不動産と違って農地法というのに縛られます

基本的に農地のままでは一般の方は買えない事が多いのです。農家の方ならあまり気にせず買えるんですが、結果として農地はものすごく安いです。

なかでも農業振興地域といって、行政から水路とかあぜ道の基幹整備事業を受けてる場合は、その除外申請というのが必要になり、その手続きや条件はとてもハードルの高いものです。

農業振興地域ではなく、なおかつある程度の道路に面している場合などは地域性もありますが住宅地の素地としての値段が付くこともあります。それでも住宅需要の低い地域や、周囲に利便施設が全くないようなところではそれも望めません。

資材置き場や駐車場としての需要を見込んで、価格を思いっきり下げれば買い手が現れる場合もあります。その場合でも、田畑用の黒土をその他の利用に耐える土壌に変更する必要があり、その費用が3万円/坪くらいかかるので、その費用をどう捻出するかという問題もあります。

令和5年4月から農家の方でなくても「耕作をする」ことを条件に一般の方でも農地が買えるようになりました。それでも「耕作計画」とか「農業資材の購入」なんかの確認がある様で、家庭菜園程度の面積じゃないと大変なのは変わらないようです。

いずれにしても売り方・使い方ひとつですので、耕作できない等でお困りの方は一度ご相談ください。

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