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お家の話になるとよく出てくるのが「賃貸がいいのか、持ち家がいいのか」の話です。

正直な話、一長一短はあるものの個人的には持ち家の方が良いと思ってます。

賃貸を推す人が必ずと言っていいほど言う「気に入らないとか問題があれば気軽に引っ越せる」という理由はありますが、じゃあそんなにホイホイ気軽に引っ越せるのかって話をする人は居ません。

極端な話をしますが、後期高齢者になってから「気に入らないから」なんて理由で引越しをしようと思っても、大家さんの方で断ることが多いのが現実です。

大家さんも慈善事業で大家さんをやってるわけではないので、貸した方にお家の中で亡くなられると困るのです。

そもそも賃貸を奨める人は家賃をどう捉えているのでしょうか。

持ち家の方が住宅ローンを組んでる場合、住宅費として支払ってるのは「元金+維持費+税金」です。

では賃貸の家賃は？

賃貸を持ってるのは大家さんなので、家賃の基本的な構成は住宅ローンでお家を買った方と同じ「元金+維持費+税金」に加えて「大家さんの利益」になります。

それでも支払額に大差がないという方はいますが、賃貸住宅と持ち家では設備や建具のランクが違います。同じお金を払ってても高級車と軽自動車が違うのと同じです。

更に言うなら、何年も住んだ後で退去する際、賃貸だと何も残りません。１０年住もうが２０年住もうが、ドアノブ一つとして住んでた人のものにはなりません。持ち家であれば値段は下がったとしてもいくばくかのお金が手元に残ります。

資産として何かしら残そうと思うのであれば持ち家の方が有利なのです。

一時期「老後２０００万円問題」とか言って、マスコミが何だか見当違いの政府批判をしてましたが、持ち家なら老後に資金が必要になった時に売ればある程度お金出来るのです。足りない分は生活費の調整をすれば済むと思います。

賃貸で過ごすのであれば、老後に必要な資金は２０００万円では済まないので、その分だけ貯めておきましょう。

あ、賃貸住まいは老化が早まるらしいので、アンチエイジング費用も上積みが要るかもしれません。