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不動産に詳しくないので、お家を買うときに不安になってプロを自称する「内覧屋」にお金を払って依頼する方がいます。

中古住宅を買う時に「インスペクション（住宅診断）」として依頼するのはわかります。金額も5万円くらいだし納得のいくものです。

わからないのが新築を買うのに「内覧屋」を連れてくる人が居るってところなんですよね。大抵の場合、３~5万円くらいで買う人に付いてきて図面を見たり建物をチェックしたりとしてくれますが、こういう人がやるのってインスペクション（住宅診断）ではないので、９９%意味がありません。強いて言うなら「お金払ったんだから大丈夫だろう」という安心感なら買えますが、同じお金を使うなら何か美味しいものでも食べた方が余程有意義です。

私はマンションを供給する側にいたので、そういう内覧屋を何人も見てますが、基本的に普通の不動産屋や設計士では食えない業界ゴロだと思ってました。もちろん口には出しませんけどね。

特に新築の場合は、内覧屋が見て問題があるところなんてほぼ存在しないので、全く問題の無いところで「大問題だ！」と大騒ぎするのが関の山です。特にマンションなんかは会社の看板付けて売ってるわけですし、万が一施工ミスがあればデベロッパーからゼネコンが呼び出されて怒られる事間違いなしなので、事前に隅々までゼネコン側でチェックするもんなんですよ。

まぁ、世の中には自分の不安を肯定してほしいという歪んだ性癖の方もいらっしゃるので、そういう方は使われるといいでしょう。

ちなみに私は自分がマンション買う時の内覧会は５分で帰りました。だって水漏れとかの問題があったら別に後からでも直してもらえるの知ってますしね。