お知らせ / 会社ブログ

農地はどうして売れにくいのか

農地はどうして売れにくいのか

何度かお話してますが、農地はとても厄介なことが多いです。

一番厄介なのは「農地法」という農業保護のための法律ですが、この法律自体が100年以上前に作られた穴だらけの法律なので、あっちこっちでいろいろな不具合を発生させてるというのが実情です。

これでも今年になってほんの少し緩和されて、それまでは「農業従事者以外は農地を買っちゃダメ。農業従事者になりたいなら2000㎡以上の農地をどうにか手に入れて申請しろ」というのがあったんですが、「嫌だけど誰でも買っていいよ」になりました。

これ以外にも農業振興地域って縛りがあったり、耕作してる農地に関しては水利組合が絡んで来たりと面倒くさいことこの上ありません。

農地転用の申請は毎月受け付けてもらえますが、農業振興地域除外申請なんか年に3回しか受け付けないって感じですしね。

更に、農地は大抵黒土、要するに農業用の土なので家を建てたりするのに適さないので、土壌改良の必要があったりします。これもまたお金がかかる話なので買う側の負担がとても大きいのです。

更に更に、農業用の通路、所謂畦道にしか面してない土地も多いというのが問題です。農作業用の一輪車しか通れないとかなら使い道も限定されますからね。

イエジン | 不動産売却情報満載のWEBマガジン