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中古住宅市場

中古住宅市場

コロナ禍が明けてからこっち、いろいろな物が値上がりしているのはご存じの事と思いますが、殆どの人は「色々値上がりしてるなぁ」というのんびりした感想程度しか持っていないと思います。

実際の所、目に見えて生活に影響があるものは殆どの人が気づくのですが、目に見えにくいものや、進行が遅い物事は殆どの人が気が付かないうちに進んでいるものです。

中古住宅市場に関しては昨年より明らかに市場がだぶついてきています。

それってあなたの感想ですよねって言われるかもしれませんが、数字で確認できる部分もあるんです。

よつば不動産でも使っていますが不動産情報サイト「アットホーム」さんの「中古住宅」「高松市」で見てみると、600件くらいの情報が掲載されています。

これ、去年までは500件を割り込んでるくらいの数だったんですよね。

これは「市場に売れてない中古住宅が100件増えた」と捉えることが出来ます。約1年で20%増です。

更にその前はどれくらいでしたかって話になると思いますが、更にその前も500件弱程度で数年推移してたんですよね。

大きな波がジワリと寄って来てるのがわかって頂けますでしょうか。

市場の商品が20%増えるって事は、売りに出しても売れる確率が10%以上下がってると捉えることが出来ます。

団塊の世代の方々が亡くなったり施設に入ったりで空いた家が市場に流れるものの、住宅を購入する世代の人口がそもそも少ないので吸収できない状態なのです。

来年は更に売れにくくなることが予測されます。

使っていない住宅は少しでも早く手放して、損切りするくらいのつもりでないと、この先はさらに厳しくなると思ってます。

 

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