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そこで人が亡くなってるとか、隣に暴力団事務所があるとか、火事で焼けた家とか、不動産としては敬遠される事故物件というものがあります。

じゃあそういう事故物件は売ったり貸したり出来ないかと言うとそんなことは無いのです。

例えば、数年前に神奈川で起きた９人連続殺人の舞台となった部屋ですが、今ではろくにリフォームもしないまま住んでる人が居ます。家賃は１万円ほどだそうですが、事件の事を知ってても「安いからべつにいい」という事だそうで。

そういう凄惨な事件現場でも金額さえ安かったら気にしない人は実在するのです。

私は以前、神戸の灘区で賃貸の仕事をしていた時期があるんですが、某有名団体の本部周辺は非常に治安が良く、道路には落ち葉一つ落ちてなかったです。不審者がうろついたりとか出来ないので、ストーカーとかに悩まされてる人なんかには逆に良い立地条件になっていたかもしれません。

まぁそれはあくまで例外で、大抵の場合は抗争とかで危険だったりしますので、やはり安く売るしかないでしょうね。

使わないし、要らないけど、どうせ売るなら高く売りたいという助兵衛根性さえ捨てれば売れない不動産なんかないんです。