お知らせ/会社ブログ【2022年以前】

家を買うなら夢は見過ぎない方が良い

家を買うなら夢は見過ぎない方が良い

私は不動産を探されてる方にかなり夢のない話しをします。

不動産を探し始めた時と言うのは基本的に夢いっぱいです。初っ端から「人気の学校区で高級住宅地で100坪くらいあって相場の半額くらいの値段で、職場が近くて駅が近くて実家が近くて、でも周囲にはお家は建ってなくて、お洒落なカフェが近くてお買い物には便利だけど人通りは少なくて、道は広いけど車が通らないくて、お友達とかに『まぁ素敵ね』って言ってもらえる完璧な不動産」とか考えてしまいます。この時点は小さい子供が「大きくなったらパンダになりたい」とか言ってるのと同じなので、身内の方は「うんうん、そうだねぇ、そういうのいいよね」と同意してあげてください。

暫くすると熱も冷めてきて、「不動産屋に相談してみようかしら」となってきます。この時点で半分くらいの方にはかなり現実的なラインが見えてきていて、「予算がこれくらいだから、面積はこれくらいしか買えないだろうから、場合によっては地域を変えても…」とかなり具体的になります。これは人間で言うと「高校卒業が迫ってきていて、進学先や就職先を考えてる」と言うのに近い状態です。そこに至ってまだ「ユーチューバーになりたい」とか言ってたら、親なら頭を抱えるところです。

なので私は大抵の場合、ご相談に来られた方に夢のない話しをします。それはあくまで堅実により良い不動産を手に入れて欲しいので、冷や水をぶっかける感じになってもいいので言ってます。ご不快に思われたら申し訳ないのですが、ご容赦ください。

イエジン | 不動産売却情報満載のWEBマガジン