お知らせ/会社ブログ【2022年以前】

年収の〇倍はあくまで上限です

年収の〇倍はあくまで上限です

住宅を検討するときによく「年収の〇倍程度で考える」ってのが出てきますが、これは安易すぎる考え方なので止めた方が無難です。

住宅の購入を考えるときにまず第一に資金計画をするのは当たり前ですが、この計画が杜撰だと購入が上手く行く可能性は極端に下がります。旧日本軍のインパール作戦という作戦と呼ぶのもおこがましいレベルの作戦計画に住宅購入という人生最大クラスの資金を投入できますか?

資金計画の第一歩は備蓄の確認から。すなわち貯金がどの程度投入できるかの確認です。国家総動員法じゃないですが全額ぶっ込むなんて無茶な計画はやめてください。少なくとも2割程度は残す方向で計画された方がいいでしょう。

次は投入できる戦力の確認です。これは毎月いくらなら問題なく払えるかということです。年収を基準にして目一杯払うなんて計画は破綻の元です。お勧めとしては、今現状で支払っている家賃と同程度か、周辺の賃貸住宅の家賃と同程度というのが安全なラインです。ここからいくらか上乗せするにしても、そうそう無理な計画にはならないと思います。

備蓄と戦力の確認が出来たら、最後にシミュレーションです。「〇年後に子供が独立したらどうするか」とか「〇年後に介護が必要となったら」とか「失業した場合は」とかいった想定をして、それでも大丈夫であれば作戦決行です。定まった予算を元に住宅を探しに行きましょう。

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