お知らせ/会社ブログ【2022年以前】

査定額と希望額の違い

不動産の査定の依頼を頂いて金額を提示すると「そんな安いなら売らない」という方が居ます。

不動産屋のこちらとしては時間と手間が無駄にはなりますが、別にそれ以上は損をしないのでご自由にしていただいていいのですが「売らずに持っておいてどうするんだろう?」という方が多いです。

そりゃ当初「売ったら〇百万円くらいは残るはずだから…」と捕らぬ狸の皮算用をされていたのでしょうが、その目論見が外れたのはこちらの責任ではないんですよね。そこは理解していただきたいです。

以前、かなり山間部に近い郊外の方に築後70年近い古い不動産をお持ちの方から査定の依頼を受け、査定をすると当然ですが売っても手元には数万円残ればいい方になりました。お伝えすると「安すぎる」と言われ、希望額は査定額のはるか上、査定額の5倍以上でした。どうしても受け入れられないようですので、「売却をお考えの際はお声がけください」という社交辞令を言いましたが、その後売れてはいないんだろうなと思います。今も空き家のままのようですし。

クラシックカーじゃあるまいし、古いだけの不動産にそんな価値は付きません。頑張って1000年くらい維持されれば文化財になるかもしれませんけど、そんな未来のことは相談されても困ります。

特に郊外の土地は建物が使えない状態となると土地代で売ることも難しいという事になります。

 

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