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7月1日に令和4年の路線価が発表になりました。

https://www.rosenka.nta.go.jp/main_r03/takamatu/kagawa/prices/i24102fr.htm

対岸の岡山県はコロナからの回復基調にあるようで、さすが大都会岡山だなって感じですね。岡山市は駅の四方に平野が広がっているので拡大の余地が多いってのが良いのでしょう。

で、香川県ですが、最も値段の高い丸亀町商店街でも下落傾向にあります。市内中心部は商店街の活性化に失敗してるので、それが地味に効いてきてるんだと思います。そのおかげでタワーマンションっぽいのがボンボン建ってますが、その供給過多ってのも価格を押し下げる要因です。

どんなものでそうですが、供給が多くて需要が少なければ価格は下がりますし、供給が少なくて需要が多ければ価格は上がります。香川県に関しては少子高齢化による世帯数の減少がずー－－－－－－－－っと続いていますので、需要は常に右肩下がりです。そこに供給だけ右肩上がりにしてしまえば市場価格が下がるのは自明の理です。供給してる時はその自明が見えなくなるんですけどね。

そういった意味で、この先も香川県の市場価格は下落していきます。「時間をかけて高く売りたい」とか考える人が多いんですが、それって勝ち抜けのゲームで後半戦に勝負を張るくらいの愚策なんですよ。

売るなら少しでも早く、サッと売り逃げた方が楽なんですけど、言っても理解いただけないのは、マンションとかの供給側と同じで自明が見えなくなってるんでしょうね。