お知らせ/会社ブログ【2022年以前】

要らない不動産は寄付も出来ない

使わない不動産や空き地を放置している人に「いずれ市とかに寄付すればいいんだ」と言われることがあるんですが、ほぼ受け付けてもらえませんけど?

個人ですら持て余して要らないものを市とかの行政が引き受ける道理はありません。仮にタダでもらっても、その後の維持費を税金で賄うって話になるので、税金を使っても仕方がないなって理由が要るんですよ。

更に言うなら個人が持ってる限りは少なくても固定資産税とか取れるのに、市のものになっちゃうとそれすら無くなりますからね。

相続登記の義務化によって不動産の寄付の申し込みも増えるでしょうが、増えれば増えるだけ受け取ってもらえない確率は上がります。

引き取ってもらうのに廃屋なら解体費用、山林とかなら10年以上の管理費用の負担を求められます。このハードルも上がっていく可能性が高いですね。

所有権というのはそれだけ強い権利なので、逃げることができません。

要らないなら要らない、使わないなら使わないでさっさと処分して流通させてしまうのが一番安全なのです。

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