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マンション最上階のメリットデメリット

マンション最上階のメリットデメリット

不動産の中でマンションは「階数」という独特の要因があります。

今回は最上階のメリット・デメリットを見てみましょう。

メリットの第一としては何といっても「眺望」です。普通の一戸建てだと珍しいものでも3階までですが、3階建てのマンションはあまり無いので、この眺望だけはほかの不動産ではほぼ実現できません。まぁ高台の崖地とかにある家は別ですが、それはそれで崖地という大きなデメリットがあるので別だと思います。基本的にマンションは市街地に近いところにあるので、そういった意味でも眺望は特別です。

次はやはり「上層の物音がしない」でしょう。通常のマンションは防水シート保護の意味もあって屋上に出入りできるようにはしていないので、それで物音がしたらホラーです。鉄筋コンクリート造りなので普通はあまり物音なんか気になることはないのですが、中には上層に住んでる人がガサツだったり、逆に自分が神経過敏だったりで気になったりすることもあるので、そういう場合には最上階のこのメリットはとても大きいものになります。

あと地味なところですが「部屋が若干広いことがある」というのもあります。これは鉄筋コンクリート造の場合、下層階は上層階の重みを支えなきゃならないのでどうしても柱が太くなります。マンションの場合はその太くなった柱は室内に出て来ることがあるのですが、上層階は下層階に比べてその出ている部分が少ないことが多く、同じ間取りでも若干広いことがあります。

デメリットとしては「値段が高い」というのが最も大きいですね。同じ広さの部屋なのに1階と比べると何百万も高かったりしますし、将来的に売りに出してもそれだけの価格差が出ないってことを考えると新築の最上階はかなりの贅沢品といえます。

次に「風が強い」というのも割と問題です。5階くらいまでだとあまり気になりませんが、10階近くになってくると明らかに地上より風が強いです。台風の時なんかは玄関を開けようとすると風にあおられて扉に引き倒されるといった事例もあるくらいです。当然、ベランダに洗濯物を干した際も、高いところに吊るしてると風で煽られて飛んで行ってしまいかねません。

あとは「エレベーターの待ち時間が長い」のも地味にストレスです。自宅を出て、駐車場まで行ってから「財布忘れた!」とかなっても、エレベーターに乗らないとならないので時間が押してる時なんかはかなりイライラします。

他に「夏は暑い」というのもあります。風通しは良いのですが、最上階は屋上が直射日光で炙られるので部屋の上に鉄板焼きの板があるような状態です。当然建築時に対策はするのですが、それでも万全とはならないので夜になっても余熱で暑さが残ったりします。

このメリットデメリットを天秤にかけて、ご自身の損得勘定が傾いた結果で判断されるとよいでしょう。

 

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