お知らせ/会社ブログ【2022年以前】

「高かったら売りたい」=「売りたくない」

「高かったら売りたい」=「売りたくない」

「不動産を売ろうかなぁ」と考えるときに、殆どの方が最初に思うのが「相場を知りたいな」という事です。

一般的に不動産を売却した経験がある方は多くないので、ここで「一括査定サイト」等の力を借りて相場を知ろうとします。

本当はその前に考えることがあるんですが、インターネットとかで査定サイトは魅力的な言葉で誘惑してきます。

最初に考えなきゃいけないのは「どうなりたいのか」という最終的な方向性です。どれくらいで売れるとかはその後の話。

「でも安かったら売りたくないし、高かったら売りたいだろう」と言う方も居ますが、それは「売りたくない」なので査定の必要はありません。思ったより査定額が安かったら売らないということは、売らずにどうするのかってことを前提に考えているという事です。売れなくても構わないなら売りに出す必要はありませんし、そう考えてる場合は大抵「相場より高いなら」となっているので売りに出しても売れません。

確かに不動産は大事な大きな資産ですが、売買は売手と買手があってはじめて成立します。売手だけが得をしようとしてもそうはなかなかいきません。

例えばスーパーとかに行っても店員に売る気が無く「りんご1個5000円」と書いてあったら買いますか?

店員がその5000円の値打ちに関して熱心に説明して、根拠が提示できれば違うんでしょうが、そうでないなら殆どの人は安いものを探して買います。

最初に考えるべきは「手放す」のか「保持する」のか「貸す」のかのどれかを選ぶことです。これは各自の家族構成や資産状況によって変ります。まずここを家族で十分に話し合って、方向性を決めるのが実は大事な第一歩です。

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