お知らせ/会社ブログ【2022年以前】

売りたい値段と売れる値段

売りたい値段と売れる値段

不動産売却のご相談で「価格によっては売ろうと思う」と言われる方が居ます。

先にお断りしておきますが、期待を膨らませるのは止めた方がいいです。

そういう方に限って「この物件はこれこれこういう魅力があるから高く売れるはずだ」みたいなことを言われます。そりゃあなたは所有者ですから贔屓の引き倒しで高く売れると思うでしょう。それって自分の子供が描いた拙い絵を大絶賛してるお父さんお母さんと同じ状態ですよ。

確かに査定をするのは我々不動産屋ですが、あなたの持ってる不動産を最終的に評価するのは買う人です。買う人はあなたと違って贔屓目で見たりはせず、シビアにバンバン減点して評価します。

こういう現実をお伝えすると「お前がこの物件の魅力をもっと伝えればいいだろう」と言われることもありますが、売主さんが考える魅力と買主さんが考える魅力は合致することがあまりありません

イケメンが好きな女性にいくら金持ちであることをアッピールしてもなかなか靡いてはくれませんよね? 

大事なのは買いたいと思ってる人に届く魅力を売主さんとして提供できるかどうかです。我々不動産屋もなんとか買主さんに届く魅力を探しますけど、それは売主さんの協力が欠かせません。

結局のところ、一番誰にでも響く魅力は「価格」です。「世の中金じゃない」っていう綺麗ごとを言っても、やはり最後はお金だったりしますので高望みをせずに何を目的とするのかを考えましょう。

 

 

 

 

 

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