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「ドーナツ化現象」の反対ですね。
ドーナツ化現象は市街地中心部の人口が減り、郊外へ人口が集中する状態ですが、少子高齢化の現在ではその反動として市街地へ人口が集まり、郊外の人口が減るという状態になってます。
これは不動産の価格に如実に反映されてきて、香川県でも市街地の価格は下落しないのに、郊外の価格は下落の一途です。
不動産を売却するときにはこの手の市場を読む必要がありますが、この先再びドーナツ化現象が始まって、郊外の不動産価格が上がるのは100年以上先の話だと個人的に予測しています。
その理由としては「少子化」が大きいです。「人の数」というのはモノの価格を決定的に左右する力があるのですが、これは減らすのは簡単な割に増やそうと思っても増やすのに何十年もかかるものだからです。当然政府でも対策はしていますが、劇的な改善をするには反動の大きい劇薬を使うしかないために即効性はありません。そうなると少子化はこの先まだまだ進む可能性が高く、改善しても効果が出るのは何十年も先、少子化が改善されてドーナツ化現象が起きるのはさらにその先となると100年単位で考えないと事態は変わらないと言えます。
じゃあ今の使ってない不動産はその100年先まで相続させればいいとか考える人もいるでしょうが、その間の費用は誰が払うんですか?
使わない不動産なんか借金の金利だけ払ってる状態と変わりません。子孫にそんな負の遺産を残す意味はあるのでしょうか。
土地ならまだしも、建物が100年先にまともにあると思いますか?
市街地の不動産をお持ちであれば、これを利用してお金を得る方法を考えるなり、自分で使うことをお勧めしますし、郊外で不動産をお持ちであればなるべく早期に売却することをお勧めします。
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