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「天空に舞い踊る星々のトレモロ。人々の営みを物語る地上に散りばめられた灯火のロマネスク。あるいは、早朝のまどろみから朝日に洗われつつ姿を現す都会のエクリチュール」

何を言ってるかさっぱりわからないと思いますが、私もわかりません。

これは新築分譲マンションのチラシに実際に載っていたものだそうですが、なんというか中学生が隠してるノートに綴られたポエムのようで痛々しい限りです。

何故かマンションの広告にはこういうものが散見されるのですが、これは単にチラシを発注する側に広告知識が無いからいうことと、制作側も忙しくて適当に作ってるっていうことの合作なんです。

こういう広告を出してる営業に当たると大変です。何しろ「購入者が何を求めてるか」ということを一切考えずに営業してますから。八百屋で言えば野菜を店頭に並べてるけど、八百屋に来る人が何を買いに来てるか知らないというボンクラ店主ってことですからね。普通なら「新鮮な野菜が欲しいのかな」とか「旬の野菜がいいのかな」とか考えるはずです。そういう顧客ニーズを汲むつもりが無いということの発露です。

それでもモデルルームに赴けばそれなりに対応はしてくれますが、根っこのところは「言われたからやってる」という受動的なものであると思っておかないといけません。