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「持ち家」か「賃貸」か

よくネット等でも論争になるこの話題ですが、不動産屋の経験から言わせてもらうと余程の事情が無い限りは「持ち家」ですね。

こう言うと「そりゃお前が家を売りたいからだろう」という方も居ますが、違います。

単純に考えて資産形成をするなら持ち家しかないからです。

今は金利も安いので、ローン支払いと家賃の差なんて微々たるものです。「ローンなんて金利払うだけ馬鹿馬鹿しい、頭金貯めてから買えばいいんだ」という人はどこに住んでるんでしょうか。

大抵の場合賃貸に住んでます。

ということはローンと変わらない家賃を払いながら頭金を貯めてるわけで、穴の開いた柄杓で水を汲んでるのに近いんです。家賃を払いながら貯められるお金は、ローンを払いながらでも貯められますよね？

ローンは確かに金利取られますけど、確実に元金は減っていって、１０年もすれば結構な金額を返してる状態になります。家賃は１０年払おうが２０年払おうが出ていく時になにも貰えません。持ち家なら中古住宅にはなりますが、ある程度のお金を手にすることが出来ます。しかも家賃と大差ないなら同じくらいのお金をためておくことも出来ます。

更に言うなら賃貸は高齢になった時に転居できなくなるという問題があります。賃貸を推す人は「いつでも好きな時に転居できる」と言いますが、基本的にどこの大家さんも後期高齢者くらいの老人に貸すことは嫌がります。理由は簡単で、若い人よりも賃貸物件の中で亡くなる可能性が高いからです。

持ち家なら９０歳だろうが１００歳だろうが売って買いかえれば引っ越せますが、賃貸は出て行こうにも出ていく先が確実に無くなります。

そういう事を踏まえて、私としては持ち家をお勧めしています。