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定期借地権のマンション

定期借地権のマンション

マンション物件を見ていると時おりですが「定期借地権」というものが出てきます。

高松市内だと定期借地でのマンションは丸亀町再開発の三越手前あたりの所のが該当するんじゃないかと思います。

まぁ、この定期借地権のマンションなんて今どき建てる人居ないんですけどね。

この定期借地権てのが出来たのはバブル期の1992年で、庶民が土地を買おうにも「そんな金どこにあるんだよ!」ってレベルで土地が高騰していた時でした。要するに「買えない人は借りればいいじゃない」なんて安易な発想で出来た法律なので、その後の地価の下落で法律が市場と乖離して全く機能しなくなったのです。

定期借地の場合は50年後には解体して土地を地主に返さなきゃならないとなってる上に、その間はだらだらと地代を払わなきゃならんので、割が合わないのです。更に言うなら50年後には解体するって前提があるので(実際は解体せずに延長になるんじゃないかって話ですが)築後49年とかになっちゃうといくら安くしても誰も買ってくれないんです。

バブル期に地主の顔色伺って出来たいい加減な法律なので、先の香川県のゲーム制限条例並みにポンコツです。

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